おすすめ情報

本の紹介

« 【立ち読み】「早蕨」6月号⑨ 重鎮メンバーも昔は若かった① 私の原点 | トップページ | 【立ち読み】「早蕨」6月号⑪ 重鎮メンバーも昔は若かった③ 私を変えた生徒たち »

2014年8月19日 (火)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑩ 重鎮メンバーも昔は若かった②「彼らが伝えたかったこと」とは?

  (前略) どうにかして少しでも学力のある生徒を呼び入れるために、特色ある学校づくりをしなければならない。T高校は周りにも評判の生徒指導の厳しい学校、いわゆる管理的な学校としてスタートした。開校当初の混沌とした雰囲気も落ち着きを見せ、入学したての頃は何をしだすかわからない生徒も、卒業の頃には落ち着いて社会へ出て行くようになった。

  私もそんな中で、「自分のやり方を生徒に遠慮なく押し付け、おとなしく教師の言うことに従うことを強いる」というスタイルを確立していったわけであるが、2回目の卒業生を出したときに、ふと自分のやり方に疑問を持つようになった。

  私が担当した学年は成績はまあまあ良かったのだが、問題行動の多い、手のかかる生徒たちだった。それが3年目にこちら(教師)の思惑通り、ほとんど手のかからない、イイ子ちゃんになっていたのだ。そして、社会はバブル全盛の好景気、就職もほとんど一発で決めてくる。生徒も教師も笑顔で卒業式を迎えたのだが…。

  三年間おとなしく教師の言うことに従うことを強いられた生徒が、社会に入ってどんな社員になるのか。教師の替わりに、経営者や上司の言うことになんでも従ってしまう、そんな人間を育ててきたのではないかと考えてとき、果たして自分がやってきた方法が良かったのかと言う大きな疑問が生じた。

(後略。西村康悦。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

« 【立ち読み】「早蕨」6月号⑨ 重鎮メンバーも昔は若かった① 私の原点 | トップページ | 【立ち読み】「早蕨」6月号⑪ 重鎮メンバーも昔は若かった③ 私を変えた生徒たち »

早蕨(さわらび)」カテゴリの記事