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2014年9月の投稿

2014年9月30日 (火)

全国大会後、私の「後泊」⑥

―「観光客などがよく訪ねてきますか?」



「駅からも離れてますし、不便な所で寂れる一方ですから、あまりお見えになりませ んねえ。観光ルートからも外れています。今年、茨城県で高校生の文化祭(高校総合 文化祭)があって沢山の高校生が見学に来られましたが。研究者の方も来られるので しょうが、名前や身分を明かすことなく去られますねえ。

えっ、大阪からいらしたの ですか?
昔関西で長塚節(ながつかぶし)ってどんな曲や?ってきかれたことがある そうですから、関西では馴染みがないでしょうね、節は。

高校の国語の先生でいらっ しゃるの?それはいいお仕事ですねえ。楽しいでしょう?」


―「節とはどのようなご関係で?」

「私は節の弟の娘です。ええ、節の姪です。節は伯父になります。父は軍人でしたか ら、女はあまり出しゃばるなと厳しく育てられました。


この上空は戦前B29の帰り 道だったんです。東京に焼夷弾を落とした後、B29がこの国生村の上空を帰ってゆ くのです。もう黒い塊のようで怖かったですねえ。土浦には特攻隊の基地もありまし たからねえ」


軍人の娘、というと漱石の『こころ』に出てくるお嬢さんを連想しますが、凛とした 風情で言語明瞭、とてもきれいな東京の山の手のことばを話され、とうていお年を召 した方には思えないほど、しっかりされています。まるで歴史の中に登場する有名な 女性と会っているかのような錯覚に陥りました。世の中に軍人の娘さんなどもう皆無 に近いのだろうけれど、厳しく躾けられてしっかり育たれるのだろうなあとも思いま した。一人でこの節縁の豪農の家を守ってこられたのかと思うと感慨深くなりまし た。


おおよそ約小1時間ほど説明いただいたでしょうか。帰り際には「本当によくお越し 下さいました。嬉しいです」とこちらが恐縮するほどご丁寧な挨拶を頂いた上に、庭 で採れたての見事な苦瓜(ゴーヤ)を6本もお土産に頂きました。所作振る舞いに上 品さが醸し出されていました。


(つづく。札埜和男)

2014年9月28日 (日)

【立ち読み】「早蕨」8月号⑦ 高生研総会(2)

(つづきです)
 今こそ、総会は大切だと思う。

 旧高生研以上に、「決めごと」をしっかり議論・決定する機関と時間が少ない新高生研においては、総会の持つ役割は大きいのだ。初めて参加する人に「大きなこと言うだけあって高生研の人は、さすが自分たちの課題について短時間で有意義な討議をするなあ」を実感してもらえる場であってほしいもの。

 今回、「公共の場(総会、全国フォーラム、チーフ会議)での議論と、そこで決定したことを大切にする」(議案書P7)ことが強調線つきで提起されたのも、新高生研創設時の「とにかく形をつくろう」段階から落ち着いて物事を進める段階へとステージアップした結果だろう。
 ただし、この原則でいくと、「役員とグループ員承認」の際に、たまたま前に座った井沼さんに目くばせされ、「サトウさんは全国通信グループのサブチーフでーす」と「正式発表」されてしまったからには、う~ん。「公共の決定事項を大切に」に則って、ぼくは通信グループのサブチーフに「拍手で承認」されてしまいました。

  今年の総会を踏まえ、来年の総会への提案を1つ。
 今年のつくば大会は、2日目(一般分科会)の昼食時に音楽演奏や即売会を行ったため休憩時間が長かったけど、来年はこの時間帯に高生研総会(の一部)を行ったらどうだろうか。総括の報告と議論をこの時間(2日目昼休み後)に1時間限定で行う。懸案事項の提起やグループ員の公募(立候補先は一括する)もその場で行い、最終日の別れのつどい前(今年、総会を行った時間)には、方針と新人事(+積み残し事項)についてのみ扱ったらどうだろう(「総会第2部」として)。

 歴史は、2代目の地道な活躍が3代目の飛躍を生んでいる。義満しかり、家光しかり。
 総会で承認された首藤広道新事務局長の最近の口ぐせは、「民主主義を民主化する」。足もと部分においても、期待するところ大ですよ。(「事務局長専決!」連発はダメ、ね)

(佐藤 功。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年9月27日 (土)

【立ち読み】「早蕨」8月号⑥ 高生研総会

歴史の教師的にいうと、幕府をつくる際に「初代」は勢いでなんとかなるけど、「2代目」はそれを維持、発展できるかという意味でなかなかに難しい。矛盾を矛盾としてあぶり出し、3代目で新基軸をうち出した足利さんや徳川さんに対し、挙党一致できず内紛へと進んだ源氏さんや豊臣さんなどは早々に瓦解してしまったっけ。


 そういう意味で、勢いよく「新高生研だ!」と200名超えを果たした昨年の京都大会に続く今年の大会は、重要な意味を持つ。司会を務めた中村氏が「まるで学級崩壊状態」と称した、昨年の食事する人々の一角で行われた総会と比べ、今年の大会は別室で、一定の整然状態で行われた。「拡大グループ員会議」といった感ではなく、初参加者や若手の方の顔もそこそこ見られたのはいい感じだ。


 いっぽうで、やっぱり、総会前の問題別分科会が終わった時点で帰られた参加者は少なからずいたし、飛行機や列車の時間も考えるとそれはそれで仕方のないことかもしれない。
 今こそ、総会は大切だと思う。


(つづく。佐藤 功。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年9月26日 (金)

三重で講座平行2連発!

おまかせHR研究会の「行商」案内です。

さて、9月28日(日)、今年も三重県教職員組合 北勢高支部から依頼が来ました。
開催日時 2014年9月28日(日) 12:00より  (出番は14:15~16:00)
 
開催場所 川越高等学校(四日市のあたり)

今年は、
●第一分科会「HR運営」 今年もやります。 「ピンチ」をわくわく感あふれる「チャンス」に変える、ホームルーム・職員室の裏ワザ100連発
 
     おまかせHR研究会:中村貴彦(大阪府立和泉総合高校) 西村康悦(大阪府立かわち野高校)  ワークショップ
●第二分科会「“もう1つの“キャリア教育」  「はたらくルール」を学ぶ
             佐藤功(大阪府立旭高校)、首藤広道(大阪府立西淀川高校)
                          模擬授業をまじえた講演

2本立てで参戦。

大阪から乗用車1台出ます。
終わったあとは、『源泉100%かけ流し』の片岡温泉? 名阪国道のソウルフード・亀八食堂? 

楽しみです。

2014年9月25日 (木)

大阪大会の実行委員会議を開きました。

三木です。

昨日(23日)、2015年大阪大会の実行委員会議を開きました。
参加者は12名で、3分の2が若手という構成でした。


第1回ということで、まずはそれぞれが(大阪)高生研に対して持っている印象良いもの、悪いものも含めて出し合い、意見交換をしました。
そして、来年の大会のコンセプトやキャッチコピーを考え、構想を膨らませました。


また、話し合いも「ワールドカフェ形式」で行われ、ベテラン、若手が入り交じって遠慮なく意見を出し合うことができました。


その甲斐あってか、夜の反省会では活発な意見交流が行われ、次回以降につながる会になりました。


「おもしろい」大会にしたいと思いますので、次回以降もお気軽にご参加ください。

2014年9月24日 (水)

【立ち読み】「早蕨」8月号⑤ 問題別分科会 「ことばを手にする」授業をつくる

(前略)伊藤先生の実践は、現代文の授業の中で「憲法」という文をとり上げ、文を「噛み砕いて」読み深めていこうというものでした。現行案と改正案の言葉の微妙な変化を生徒たちに見つけさせ、みんなで議論しあう授業は、「沖縄」の地で育ち大人になろうとしている彼・彼女らにとっては、大切な時間であったことと思います。拝見させて頂いた生徒のレポートからも伝わってきました。精一杯学び、この実践に挑んだ伊藤先生の勇気に、同じ国語科教員として頭が上がりません。


(中略)


  ただふらっとこの教室に入室してしまった私ですが、これだけたくさんの方がそれぞれに意見を言い合う会は初めてで、それだけこのテーマが、実践が、大変深いものなのだなぁと体感しました。『法』と『文章』は全く違うものであり、専門的な知識が必要である。だけど、子どもたちに『法』を身近に感じてもらうには、やはり身近な言葉で噛み砕かなければ伝わらない。憲法さん憲法さん…仮に勉強不足でも、子どもたちに少しでも関心を持ってもらうための場をつくるべきなのか、主観を無にできず中途半端に影響を与えるくらいなら触れないべきなのか…どちらがいいのでしょうか…?と悩んでいたら3時間があっという間に終わっていました。本当に内容の濃い学びがたくさん詰まった分科会でした。みなさんありがとうございました。


終わってから、伊藤先生と少しだけお話をさせて頂きました。「もっと勉強しますっ」と最後に笑顔で言って下さいました。司会をして下さっていた望月先生も「正しいことだけを教えなければならないのが教師ではない」


  とおっしゃっていたのもとても印象的で、心強いお言葉でした。国語科教員として「ことばのつかいかた」を私自身がまず理解し、伝える実践をしていかねば、と思います。(もし失敗しても、大丈夫。「せっかくの不正解から、目をそらさない―」来年度の大阪開催も、どうぞよろしくお願いします!)


(ののせあさみ「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年9月23日 (火)

【立ち読み】「早蕨」8月号④ 一般分科会 物理で白熱?!―学習集団の指導と授業実践―

  (前略)さて、分科会の中身だが、報告と質疑のあと、2本の討議の柱を立てた。1本目は「(松本先生の授業を受けている)生徒はとても楽しそうにしているが、それはなぜか?」。


 
  松本さんは自分の実践をもとに、教科指導と生活指導の両面から「学習集団のすじみち(指導案)」を考案し、それにしたがって授業を進めている。この指導案の“前期”の段階で、班を編成し発問を工夫する中で生徒の意見を引き出す工夫が施されているからなのだろう。もう1本の柱は、その指導案について「授業が指導案の目標通りになっているか」。松本さんはこの授業を指導案の“中期”に位置付けているが、“中期”では「班と班の間で問答がある」「話し合いだけでなく論争がある」「論争を契機として、生徒が教師を乗り越えはじめる」というような状況が生まれると考えている。ただ、この面については“論争”とよべるような状況にはいまだ至っておらず、教師を乗り越える芽生えは見られるが、これからの継続課題だという意見が多かった。


 
私がHRや教科などで班をつくるときは、それだけ(班をつくっただけ)で満足してしまい、班を形成する意味を忘れがちになるが、松本実践の授業案の“後期”では究極的には
班は必要とされなくなり、学級と学習集団が統一され外に向かって学習活動の範囲を拡大させていく段階が示されている。そんな壮大な目標に向かって授業を進めたいものだと思った。たった1時間の授業報告であったが、その中身はとてつもなく大きな方向性を示している実践報告であった。


(西村康悦。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年9月22日 (月)

9月23日(祝) 高生研大阪大会の実行委員会&授業工房第3回

みなさん、こんばんは。首藤です。授業工房第3回、再度のご案内です。


発題者の中村先生との打ち合わせで、まずは中村先生が「大鏡・花山院の出家」を1時間、「大鏡」の解説を交えて授業をされます。次に私からまた1時間、「1時間で平安時代を概観する!」という授業発題をします。1時間でできるかどうかはわかりませんが・・・。


その後、みなさんと〈大鏡で何を教えるのか・・・〉〈「歴史的思考力」(「指導要領」)とは何か、平安時代の話を例に考える〉〈歴史を学ぶ意味(どうしたら面白く学べるか)・・・〉みたいなことをご一緒に考えられたらなあと思っています。というわけで、ぜひご参加ください。


また、当日の10:30からは隣の天王寺区民センターで来夏の高生研大阪大会の実行委員会もあります。こちらもぜひご参加をお願いします。(時間を調整して、午後にも大会の話ができればと思っています)


                               記
シリーズ『授業工房』第3回 古文・歴史編「大鏡の世界と貴族政治」
★日時:2014年9月23日(火・休)14:00~17:00pm 受付13:30   
☆場所:クレオ大阪中央 研修室1 〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5-6-25
℡:06-6770-7200 地下鉄谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 1・2番出口から北東へ約3分
★参加費:500円
★模擬授業&発題:中村貴彦さん(府立和泉総合)&首藤広道さん(府立西淀川)

2014年9月21日 (日)

全国大会後、私の「後泊」⑤

「えー!、折角来たのに、それはないやろ・・・」と落胆していると、犬の散歩で通
りかかった初老の女性が「どこから来なさった?大阪かあ。家族の方がおられるから声をかけて見学させてもらったらいいですよ」と教えて下さいました。


 生家前には長塚節の銅像がありました。門は書院を兼ねているようで長持も掛っています。門を抜け出ると大きな庭に堂々たる茅葺の家が聳えており、百坪の敷地にふさわしい豪農の家です。父祖代々このあたりの庄屋で父親は政治家でした。おそるおそるここだけアルミサッシになっている戸を開けると土間があり、台所で一人の眼鏡をかけて腰の曲がった老女が何か作業をしていました。「すみません」と2度ほど声をかけても聞こえていないようで、これはだいぶお年寄りで(一見80歳後半から90歳前)話が通じるかな、と一瞬思いましたが、3度目の「すみません」に漸く気づかれました。


 庭の方の戸が開いているのでそちらからどうぞ、と言われ一旦外に出て戸を開けよ
うとしましたが、閉まっています。「閉まってますか?では土間からお上がり下さ
い」の声が聞こえ、再びアルミサッシの戸を開けました。
 作業をしている姿はいかにもお年寄りでよぼよぼといった感じだったのですが、人に接したおばあさんの姿は別人のようでした。曲がっていたはずの腰がシャンとなっていました。「土間の天井をご覧ください。梁には松の大木が使われているのですが、先の関東大震災にも東日本大震災にも全く揺れもしませんでした。それぞれの木の癖をうまく組み合わせて釘1本使わずに、作ってあります。こちらの建物は慶応2年に建てられました」天井には奈良の大寺院を思わせる梁がありました。土間から応接間に入ると、そこには貴重な資料がズラリと並べてあります。教科書でよく見かける長塚節の写真の他にも文学好きには垂涎の品が所狭しと置いてあります。今にも節が部屋の向うから現れそうな雰囲気です。


 「掛け軸の書は藤田東湖によるものです。机と椅子は節が実際に使っていたものです。硯を置く所は水平に、その他の所はゆるやかな斜面にして執筆しやすいように特別誂えたものです。ガラスケースの中は直筆の原稿です。菅傘や脚絆、手甲、草鞋などは節が旅に使ったものです。欄間の彫刻も豪農にふさわしくかなりお金をかけて凝ったものです。障子戸の下にもXの字の細工がされていますが、これもかなり珍しいものです。大きな新聞の切り抜きは吉井勇が節について寄稿したものです。節は5人兄弟妹の長男でした。次男は東大に進み、正岡子規と野球をやっていたそうで、そのケースの中のは野球博物館にある次男の資料です。三男は陸軍士官学校へ行きました。2人とも戦死しました。節は今の水戸一高に進学したものの、体調がすぐれず中退しました。その後よく旅をしていたようです。許嫁の黒田てる子と縁談が成立したのに、病気のために婚約を解消しましたが、てる子さんは東京のお方なので、このような茨城の田舎に嫁がれてもやっていかれたかどうか(笑)。ただ、婚約が解消されて後は他の男性との縁談を頑なに拒まれたそうです。結局は秋田の方に嫁がれましたが・・・夏目漱石にも正岡子規にも可愛がられ、斎藤茂吉には指導する立場で、吉井勇とも親しくて、長く生きていたらいろんな足跡を残したでしょうに。農業肥料についての記録を残していますが、父が政治家で財産を使ってしまったので、竹を植えた
り作物を栽培してお金を得ようとした時期もあったようです。戦後の農地解放が大きかったですね。それ以降、土地が全くなくなり長塚の家も苦労しました。お写真はご自由にお撮り下さい」


(つづく。札埜和男)

2014年9月19日 (金)

9月23日(祝) 午前中は大阪大会実行委員会も。

     こんばんは、三木です。

実行委員会議まであと一週間となりました。 今回の実行委員会議は広く意見を出し合う会ですので、いろんな方に参加してもらいたいと思っています。 そこで、残り一週間、ちょっと身の回りの方に声かけをして、 最低でも20名、できれば25名ぐらいの規模で実行委員会議をしたいと思います

。 2.日時 9月23日(火)9:30~ 3.タイムスケジュール 9:30~ 事務局会議 10:20~ 休憩 10:30~ 実行委員会議 12:30~ 終了 早蕨10月号などの案件もありますので、事務局の方は9:30から50分ほど会議をしますので、 忘れずにご参加ください。 (午後は同場所で「授業工房」です)

2014年9月18日 (木)

シリーズ『授業工房』第3回は 古典と日本史のコラボで

 
大阪高生研・後援企画  シリーズ『授業工房』第3回
                      古文・歴史編「大鏡の世界と貴族政治」
★日時:2014年9月23日(火・休)14:00~17:00pm 受付13:30   
☆場所:クレオ大阪中央 研修室1 〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5-6-25 ℡:06-6770-7200

 
 
地下鉄谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 1・2番出口から北東へ約3分
★参加費:500円
★模擬授業&発題:中 村 貴 彦 さん(府立和泉総合)&首 藤 広 道 さん(府立西淀川)
内容紹介
  「授業工房」第1回と第2回は公民編で充実の内容でした。次回公民編(公民編第3回)は11月9日(日)の予定ですが、9月は古文(国語)&日本史のコラボでやってみようという企画です。題材は、『大鏡』の「花山院の出家」。
 
  日本史の教科書では、院政期に書かれた「すぐれた歴史物語」「転換期に立って過去の歴史を振り返ろうとする、この時期の貴族の思想の表れ」と紹介される『大鏡』。高校時代に習ったという方も多いと思います。
  権謀術数渦巻く貴族政治がどう描かれ、教科書がいうようにどこがどうすぐれているのかいないのか……。
 
★第4回「授業工房」公民編は11月9日(日)14:00~を予定しています。
★主催:「授業工房」実行委員会 後援:大阪高生研 

2014年9月17日 (水)

【立ち読み】「高校生活指導」198号③ 「学ぶ活動と自治活動を車の両輪に」

(前略)

  生徒は、概して行儀よくおとなしい。だが、それだけでは言われたことはできても、自主的な取り組みや自治的な運営ができるようにはならない。転勤2年目の井沼から見ると、①そもそも学ぶことに興味・関心が弱い、②主体的・共同的な活動や学びのスキルが身についていない、③その結果、自分の判断と責任を問われる経験が少ないから自信がなく、周囲ととりあえず比較して物事を決める傾向があると感じられた。これを反転していくためには、教師の側のいくつもの仕掛けが必要である。

(中略)

  学年最初の遠足は、「当日お買い物つき、てっぱんイケメン!グランプリ」を提案した。できるだけ自然に近い「不自由な」キャンプ場を選び、制限時間内に買い物をして、各班、「鉄板を使った麺料理」を競う料理コンテストである。料理のアイデアやレシピ探しなど、創造的な話しあいが自然に生まれることをねらった。

  
  学級代表・HR委員合同会議に、教師が活動原案を提案し、「これで決まりではなくて、もっと楽しくするために修正してほしい」と伝えると、班討論を経て、「グランプリの賞品を学級代表・HR委員が事前に各班の予算から100円ずつ集めて購入しておき、帰りのバスの中で結果発表する」というすてきな修正案が可決された。

  
  当日は、前菜からデザートまでフルコースを作った班もあって大いに楽しんだ。遠足後の総括、ニュース発行まで、自治的運営のノウハウをしっかり学ばせた。

 
  (後略。山田記代・井沼淳一郎。「高校生活指導」198号。発売中)

2014年9月16日 (火)

全国大会後、私の「後泊」④

結城で入った食堂に郷土の写真集が置いてありました。その写真集をパラパラと繰っていると、1枚の写真が目に留まりました。国語の教科書や資料集でおなじみ(国語科以外の方はピンと来ないかもしれませんが)で、漱石に小説『土』を激賞された「長塚節(ながつかたかし)」です。彼はアララギ派の歌人でもあり、正岡子規からも目を懸けられました。惜しくも36歳の若さでこの世を去りましたが、もっと生きていれば歴史に残る作品を数多く残したことでしょう。つくばから関東鉄道を使って結城まで来たわけですが、途中の「石下(いしげ)」駅に彼の実家が残されていることをこの写真集で知りました。またその本には石下周辺(現在の常総市)は明治大正の時代から先進的な自由主義的教育が行われたとありました。


 恥ずかしながら『土』という小説を読んだことがありませんでしたが、授業では生徒に「長塚節、『土』、アララギ派歌人、この3つは文学史で重要な箇所なので、赤で印をつけておくように」と必ず指示してきました。『土』という作品は農民文学の記念碑的名作と言われているのですが、この作品に惹かれた理由は自身の環境も関わります(僕の実家は呉服商を営みながらの兼業農家で、父が数年前に亡くなった後、田んぼを継いで、決して好き好んでではないのですが、弟と協同で米を作っています)。もうこれは行くしかない、と決めました。ちなみに石下には「一人娘」という名の日本酒もあります。


 午後2時13分の結城発の電車に乗り、石下に着いたのは3時15分。タクシーですぐだろうと思いきや、タクシーはどんどん山の方へ向かいます。「うちも兼業農家でして、この辺りは勤めを持ちながら農業やっている家がほとんどですよ。お客さんが羨ましがられるように、ここは鬼怒川や小貝川があって水も豊かで、田んぼにきれいな水が常に流れ込んでいる状態です。途中、将門川、なんていわくありげな細い川がありましたけど、あれ、1級河川なんですよ。用水路の役目を果たしてますけど。茨城県はお客さんが言われるように、農業人口が多いですよ。でも案外知られてないんです。メロンなんか北海道より生産量多いですよ。家の敷地面積も日本一で、大きな家が多いです。家にある大木は風除けですね・・・」茨城訛の心地よいシャワーを浴びながら乗ること10分、バスも通わぬ4キロも離れた所に長塚節の生家はありました。里山という名称がぴったりの所で、田んぼや畑が広がる農村です。


 しかし「長塚節生家」という立て看板の横にある案内所には「11日から16日まで休みます」の張り紙が!


(つづく。札埜和男)

2014年9月14日 (日)

【立ち読み】「早蕨」8月号③ 「基調発題討論に参加して」

関谷さんの基調発題『生徒が言葉を持つ時~「スクールカースト」をくみかえる~』は意欲的な労作でした。関谷さんお疲れ様でした。今日の学校が置かれている競争主義と能力主義という一元的な価値観。その中で、集団づくりやリーダーづくりという発想が衰弱しています。新自由主義的な能力観を背景にスクールカーストとよばれる一種の棲み分けがクラスに浸透しています。そこが関谷さんの問題関心の発端です。

  Yくんはそのスクールカーストの下位層にいると自覚しています。Yくんは、生徒会活動や私学助成運動、そして関谷さんとの応答を通じて、自分と世界を語る「ことば」を獲得していきます。その言葉は時として、周囲に受け入れられることなく上滑りしてしまうこともあります。しかし、Yくんは「自分の思い描く学校」を求めて奮闘していきます。Yくんの成長の過程はちょっと古臭い表現かもしれませんが、青年期特有の正義感とか情熱というものを感じさせます。

 
  (中略)

 
  (コメンテーターの)小玉(重夫)さんは、90年代には三者協議会のように教師の権力性を生徒がくみかえる実践が注目されていたが、今日では、教師は自らの権力行使の中断(遂行中断性)し、生徒と親密な他者としての応答や論争をしかけること、そして後追いをしない(生徒の自己決定権の尊重)を通じて生徒が市民に育ちゆく道筋を考えるべきという展望を示されました。2000年代以降、教師たちには統制の網が覆いかぶさり、自由と自治から遠ざけられる事態となっています。その時代状況を反映した指摘だと受け止めました。
  議論を聞きながら、私が問題関心としてノートにメモしたのは、「YやSの成長とともに、生徒会や学校、あるいは職員はどのように民主的にくみかえられたのか」「生徒はどんな関係性の中でどんな〈ことば〉を獲得すれば市民になりうるのか」という2点でした。「どんな関係性」「どんなことば」とは自分でもこなれていない表現ですが、この2点は自分の実践の課題であると思っています。

(首藤広道。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年9月13日 (土)

大阪弁護士会市民集会「労働の規制緩和は私たちになにをもたらすのか?」 ~えっ!? 大阪が「残業代ゼロ」特区になるって?!

本日です。


日時 平成26年9月13日(土) 13時開場 13時30分~16時30分
場 所 大阪弁護士会館2階ホール(大阪市北区西天満1-12-5)

内 容
第1部 知っておきたい!労働の規制緩和
  寸劇、講演(田端博邦東京大学名誉教授)
第2部 みんなで考えよう!幸せになる「労働規制」とは。
 「ブラックバイト」実態調査報告、各現場からの発言など


入場料など 参加費無料(お申込不要)


http://www.osakaben.or.jp/event/2014/2014_0913.php

2014年9月12日 (金)

【立ち読み】「早蕨」8月号① 全国大会報告号 一般分科会 「判断を揺らし、認識の変容を促す授業」に参加して

 最近の高校生が、友達との関係を「やさしい」ものとして構築し、深くかかわりを持とうとしないこと。そのことにより、公共圏が形成されず「私」の世界に閉じこもりがちであることから、3年次の現代社会の授業において、討論を通じて、意見の違いを出し合い、聴きあうことを主眼とした授業実践をされている。その報告であった。


 授業の展開は良く考えられており、まずは生徒たちに直接かかわるようなテーマ「14歳の母」を取り上げ、そこではそれぞれの素朴な意見を聞きあうことからスタートし、さらに出てきた意見に対し「なぜ」と問いかけを行うことで、さらに自らの意見の根拠を探っていく。授業は徐々に生徒同士の班討論の形をとり、それぞれの意見を聞きあう。また教師からの情報の提示により、新たな事実と出会うことによって、その判断を揺らされる。最終的にディベートで、自ら情報を集めながら、どのようにそれららに向き合い判断するのかを考えていく。

 森は、この流れにさらに一つ工夫を凝らす。ただディベートをして終わりというのではなく、ディベートの最終段階で教師からの仮説の提示を行うのだ。例えば「死刑の廃止」のテーマにおいて、「死刑の執行の停止」を提示する。このことによって2項対立的なディベートのもつ課題の解決をねらっていた。

 私は今回全国大会にてこのような討論を柱とする実践報告を他にも参加したのだが、そこでも同様に感じたことを一点。確かにこれらの実践では、生徒たちは判断を揺らされ、多様性に触れていく。そこでそれぞれの違いを認めようという姿勢を身につけていっているのではないかと感じた。ただ、その違いをはっきりと認識したあと、どのように違いを乗り越えていくのかという段階までは取り組めていないように感じられた。

(後略。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年9月11日 (木)

大会総括の事務局チーフ会議は9月20日~21日

全国高生研・首藤新事務局長からの案内です。


●事務局チーフ会議は9月20日~21日


場所:名古屋市 大同大学 議事日程


9月20日(土) 
13:00~14:50 総括① 運営 1時間50分
15:00~17:30 総括②  議論内容 2時間30分
17:30~19:00 総括③ 基調にかかわって 1時間30分
19:30~21:30 交流会(食事) 2時間


9月21日(日) 
9:00~12:00 大阪大会構想 3時間
     12:00~12:40 昼食
12:40~14:40 チーフ会議 2時間 

2014年9月10日 (水)

【立ち読み】「早蕨」8月号① 全国大会報告号「筑波エクスプレスの無機質」

 われら遠来組が都会から大会会場筑波学院大学への移動に使った「つくばエクスプレス」。正式名称は「首都圏新都市鉄道(MIR)」の第三セクターだ。 乗った人みんなの印象は「速い」だろう。秋葉原・つくば間58.3キロを45分で結ぶ(表定速度77.7キロ)僕が乗車した北千住・つくば間は50.3キロをわずか33分なので表定速度は92.3キロ!?


 扉が閉まり滑るように動き出すと加速、あっという間に120キロ超、直線が長く、カーブも半径が大きいのでほとんど減速する必要がない。各駅に可動式ホーム柵(ホームドア)が設置されているので通過駅も120キロでぶっと飛ばす。北千住から最前部で前方を眺めていたが、なかなか壮観ではある。
 運転士の様子を見ていて気が付いた。全く動きがないのだ。運転台の左側にノッチとブレーキが一体となったハンドルがあるが、運転士は左手を添えただけで全く動かさない。


 「そうや、つくばエクスプレスはATOやねン」 


「ATO」とは「自動列車運転装置」。文字通り、自動で列車が動き止まるのである。実用化されたのは確か1981年の神戸地下鉄がはじめだったと思う。鉄道技術としては特に珍しいものではなくなっている。神戸の「ポートライナー」「六甲ライナー」、大阪の「ニュートラム」などはATOの無人運転。神戸のほか、福岡、札幌、仙台の地下鉄、東京では南北線、副都心線等、大阪の長堀鶴見緑地線あたりが有人運転で営業している。つくばエクスプレスが採用したのも当然といえば当然。


 それにしても運転士に動きがない。左手をノッチに添えたまま動かない。ATOなれば信号もないので指差喚呼の「進行!!」もない。(ATO解除時の手動運転の訓練を受け習熟しているのは勿論である)「この人(運転士)、面白いんやろか?」という要らぬ疑問が湧いてきた。自動は自動で本当にケッコーなのだが、人を介しているという感覚がないので、つまらなくなってくる。「おもんない」のである。 「そういえば学校も、ATO化の傾向にあるな」 自分で考えることを許されずマニュアルと報連相に若手は絡めとられているのではないか、とふと思うことが間間ある。ICTに逆にどれだけ手間と時間を煩わされているか!?


 各駅にホームドアが設置されているので、どの駅もみんな同じに見える。酔っていたり、居眠りしていたら間違って降りてしまうだろうな…一言でいうと「無機質」。そんなことを想い前方を眺めていたら終点「つくば」に着いた。 地下鉄から地上にあがると筑波学院大学がどっちの方向かよくわからない。3日間滞在したが、地理がよく呑み込めない。交差点の風景がどこも同じ。整備された街なのだが「無機質」。正直こんなところで学生生活を送りたくはないな。


(中村 貴彦「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年9月 9日 (火)

【立ち読み】「高校生活指導」198号②  クラスはいろんな人がいてもいい~城塚実践から学ぶ

城塚実践の分析を、「同期」の三木さんが担当。


(前略)


 特にその長所が発揮されるのは行事で様々な仕掛けしている点である。体育祭では「大分コスモレディース」のビデオを見せて生徒の志気を高め、体育祭後は巨大バケツプリン(本文では割愛)をみんなで食べてクラスを盛り上げるという仕掛けをしている。このように、行事での成功体験を通じて、生徒も教師も「楽しい」という気持ちを共有し、クラスをまとめ上げていくのが城塚実践の核となる部分である。それは城塚先生自身が「岸和田だんじり祭り」に慣れ親しんで育ってきた「お祭り男」だから、生徒たちに「こんなことをしたら楽しい」ということを提示することができるのであり、おそらくこれまでのHRづくりにおいても同様のことをして成功してきた経験があったであろう。


ところが、そんな城塚先生の思いとは裏腹にYは自分勝手な行動をし、次第にクラスメイトから「Yの態度はおかしい」という思いを抱かれる。その結果、LINEでYに対する誹謗中傷が横行し、Yを排除する力が働くようになる。だが、城塚先生は誹謗中傷の犯人を捜すことで解決するのではなく「焦らずゆっくり人間関係を作」ることを生徒たちに要求し、異質な他者を排除して人とつながる関係がクラスにできつつあることを生徒に自覚させる。そして、多様な人間を認める人間関係の作り方もあることを提起し、実現するために学級委員長たちとYをクラスに溶け込ませる方策を考える。また、クラスになじめないことをクラスメイトのせいにしようとするYにも、本人が少しずつ変わっている事実を受け止めつつ、周囲への要求も少しずつでいいのだと諭す。感覚ではなく、事実に基づいて述べることで、Yにとっても自分の何がよかったのかを理解できるようになっている。


 
  (後略。三木啓司。「高校生活指導」198号。発売中)

2014年9月 8日 (月)

【立ち読み】「高校生活指導」198号① Y君とのかかわりのなかで

(前略)翌日のドッジボール大会で事件は起きた。Aとじゃれ合ってなかなか並ばないYに対して、他の教員が注意した際の横柄な態度が原因であったらしい。必死に間に入ろうとすると、「お前も教師の肩もつんかぁ~?お前らうざいんじゃ~。全員死ね~!」と泣きながらわめき散らした。他の生徒は、Yのその悲痛な叫び声に沈黙した。だが、その30分後には、またAとじゃれ合って走り回り、ドッジボールには参加せずに過ごした。


最終日、担任お任せの「クラス討議」という時間がある。誰一人欠けていい存在なんていない
ことを伝えるためにクラスレクを行い、「6組みんなでまとまって、どのクラスよりも楽しいクラスにしよう。みんなついてきてくれ!」「イェーイ~!」と大盛り上がりになった。だが、「最後にクラスの集合写真撮って終わりしよう」と言った途端、Yの顔が鋭くゆがみ、その場から立ち去った。委員長らが後を追うも、「うるさい。こっち来るな!」と言われ戻ってきた
 
 
  (後略。城塚俊彦。「高校生活指導」198号。発売中)

2014年9月 7日 (日)

全国大会後「私」の後泊③

「紬」と並んでもうひとつ、学び直すことができた対象があります。それは「親鸞聖
人」です。JR結城駅の名所案内を見ると「玉日姫の墓」とあり、パンフレットにも
載っています。「玉日姫?結城の殿様に関係するお姫様かな?」と思って観光ボランティアの方に尋ねると、親鸞聖人の妻でした。関白九条氏の娘で親鸞聖人の関東配流とともにやってきて、常陸の地を拠点として布教する親鸞を支えた女性です。僕の母校は浄土真宗系の高校で、授業で「宗教」の時間があり、3年生の時の教科書が『親鸞聖人の一生』でした。そこには親鸞聖人が関東に流された話が載っていました。余り熱心に聴いた授業ではなかったのですが、ボランティアの方の話を契機に、習った玉日姫が脳裏に蘇ってきました。「これは是非行かねば!」と思いました。


玉日姫の墓は結城城跡近くにありました。田園の中に一本の参道があり周囲を大木で囲われた地に立派なそのお墓はありました。玉日姫は親鸞が赦されて京都に戻ることになっても、関東の布教や熱心な信者のためにこの結城の地に残ったのです(ただ玉日姫については伝説がいろいろあり、京都にも墓があります)。60を越えていた親鸞とは今生の別れになったに違いありません。結城小学校の脇には「袖切橋」という橋がありました。京都に帰る親鸞との別れを悲しんだある女の子が去りゆく親鸞の袖をつかんで離さなかったために、この橋の上で親鸞の袖が千切れたという話が残っています。結城の地に残った玉日姫には揺るぎない覚悟があったのでしょう。一方で、この伝説が示すように、親鸞との別れは悲しみに満ちたものであったことに違いありません。          


高校時代、宗教の時間で学んだ親鸞聖人関東布教の逸話は単なる知識でしかありませんでした。けれど別の目当てで訪れた結城の地が親鸞聖人縁の地であることを知り、玉日姫の墓の前で佇む時間を得ることで、その知識は立体化しました。親鸞聖人のことを教わってから34年、漸くその学びは体験と結びついて、僕の中で意味を持つ知識となったのです。


(札埜和男。つづく)

2014年9月 6日 (土)

「高校生活指導 18歳を市民に」198号ができました。

編集長としての最後の高校生活指導18歳を市民に198号ができました。最後の特集は、やっぱりホームルーム。自治活動づくりで終わらずに、ホームルームで学ぶ意味を追求して見たかった。


特集2は、脱「普通の学校」という選択。最近、いっしょにイベントしたD×Pの朴さんにも書いてもらってる。普通の学校を通り過ぎなくても、オトナになれる道を考えてみた。


振り返れば2年半。 機関誌編集をとおして、若い世代どうしが励ます関係を目指してきた。実践も分析も、自前の言葉を持つこと。そこからしか高生研も民間教育運動も再生はないと思う。幸い、若い世代の書き手が育ってきたことが心強い。廃刊の危機にあった高校生活指導だけど、5号出したうち4号が目標の1000冊以上の販売普及を達成できた。全国の高生研の仲間に感謝です。


199号から編集長は静岡の絹村さんにバトンタッチします。高生研一の実践家であり理論家である絹村さんの編集にご期待下さい。(いぬま)

2014年9月 5日 (金)

高生研全国大会in大阪 第2回実行委員会議のお知らせ

9月23日(火)に第2回実行委員会議を実施します。


第二回は、各自の「こんな大会にしたい」という思いを集め今後の大会づくりの方向性を考えていきたいと思います。
大阪の方はもちろんのこと、大阪以外の方も参加お待ちしております。


「大阪大会手伝いたい!」という方はお気軽に左記までメールをください。


1. 日時 9月23日(火) 10:30~12:30
2. 場所 天王寺区民センター
 大阪市天王寺区生玉寺町7-57
TEL:06-6771-9981
地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」駅下車
1号・2号出口から北へ100m


同日の午後には第3回授業工房もあります。
こちらも併せてご参加ください。(三木)

2014年9月 4日 (木)

全国大会後「私」の後泊②

結城の町の話からずれました。関東鉄道終点下館で水戸線に乗り換え結城に降り立ったのは夜7時前。しかし駅前の商業施設は閉鎖され、本通りを歩いてもほとんどの店がシャッターを降ろし、人はほとんどいません。町の現状と紬で栄えた過去との落差に愕然としました。斜陽になっていることは想定していましたが、これほどとは。昨夏生活指導研修の講師で訪れた徳島池田の夜の7時とほとんど一緒でした。


かろうじて1軒だけ開いていた食堂に入りました。そこで、結城が関西同様「うどん」のメッカであることを知ります。「結城うどん」という名称です。焼肉丼についていたうどん、だしは当然関西とは異なり、醤油でした。結城は「醤油」も名産の1つなのです。


翌朝レンタサイクルで結城の町を思う存分満喫しました。夜はひっそりした町ですが、日中改めて見ると、あちらこちらに明治時代に建てられた蔵が当たり前のようにありました。それらは「文化財」としてではなく、人々の「暮らし」として今も建っています。紬の生産は往時の勢いを失くしていますが、いまだに紬問屋が軒を並べ、結城紬の生産工程を見れる店舗があります。「郷土館」という結城紬のメーカーの展示館を訪れてびっくりしたことは、結城紬を卸す8割が関西であることです。北関東とりわけ茨城は関西とのつながりをほとんど感じない地域のように思っていたので、なおさらびっくりしました。初めて訪れた結城の町でしたが、紬のことを詳しく知ることによって、祖父や母の口からよく出てきた、単なることばとしての「つむぎ」が「紬」という意味のある言葉として心で捉え直すことができました。
(札埜和男。つづく)

2014年9月 3日 (水)

さわらび8月号、届きましたか。

今号編集長・かじこさんより、以下です。

「早蕨8月号は全国大会inつくばが特集でした。

熱く学びあったあの日々を思い起こして、このツラい2学期の初めを何とか乗り切ってください。
そして、つくばに行けなかった方々には、早蕨を読んで、分科会などでの熱さを感じてきびしい?残暑を元気にお過ごしください」

2014年9月 2日 (火)

事務局会議をしました。

おはようございます。三木です。

8月26日(火)に早蕨の発送作業&2015年全国大会の実行委員会議を実施しました。
平日にもかかわらず、9名の参加がありました。

今回の会議では具体的な内容を決めるのではなく、前回大阪大会のふり返りをし、全国大会に対するイメージを固めました。
ふり返りによって前回大会がどのように作られてきたかを知ることができ、よい面は踏襲しつつ、新しく作りたい部分も出てきました。

「大阪らしい」大会が作れますよう、がんばっていきます。

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