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2014年9月17日 (水)

【立ち読み】「高校生活指導」198号③ 「学ぶ活動と自治活動を車の両輪に」

(前略)

  生徒は、概して行儀よくおとなしい。だが、それだけでは言われたことはできても、自主的な取り組みや自治的な運営ができるようにはならない。転勤2年目の井沼から見ると、①そもそも学ぶことに興味・関心が弱い、②主体的・共同的な活動や学びのスキルが身についていない、③その結果、自分の判断と責任を問われる経験が少ないから自信がなく、周囲ととりあえず比較して物事を決める傾向があると感じられた。これを反転していくためには、教師の側のいくつもの仕掛けが必要である。

(中略)

  学年最初の遠足は、「当日お買い物つき、てっぱんイケメン!グランプリ」を提案した。できるだけ自然に近い「不自由な」キャンプ場を選び、制限時間内に買い物をして、各班、「鉄板を使った麺料理」を競う料理コンテストである。料理のアイデアやレシピ探しなど、創造的な話しあいが自然に生まれることをねらった。

  
  学級代表・HR委員合同会議に、教師が活動原案を提案し、「これで決まりではなくて、もっと楽しくするために修正してほしい」と伝えると、班討論を経て、「グランプリの賞品を学級代表・HR委員が事前に各班の予算から100円ずつ集めて購入しておき、帰りのバスの中で結果発表する」というすてきな修正案が可決された。

  
  当日は、前菜からデザートまでフルコースを作った班もあって大いに楽しんだ。遠足後の総括、ニュース発行まで、自治的運営のノウハウをしっかり学ばせた。

 
  (後略。山田記代・井沼淳一郎。「高校生活指導」198号。発売中)

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