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2014年9月23日 (火)

【立ち読み】「早蕨」8月号④ 一般分科会 物理で白熱?!―学習集団の指導と授業実践―

  (前略)さて、分科会の中身だが、報告と質疑のあと、2本の討議の柱を立てた。1本目は「(松本先生の授業を受けている)生徒はとても楽しそうにしているが、それはなぜか?」。


 
  松本さんは自分の実践をもとに、教科指導と生活指導の両面から「学習集団のすじみち(指導案)」を考案し、それにしたがって授業を進めている。この指導案の“前期”の段階で、班を編成し発問を工夫する中で生徒の意見を引き出す工夫が施されているからなのだろう。もう1本の柱は、その指導案について「授業が指導案の目標通りになっているか」。松本さんはこの授業を指導案の“中期”に位置付けているが、“中期”では「班と班の間で問答がある」「話し合いだけでなく論争がある」「論争を契機として、生徒が教師を乗り越えはじめる」というような状況が生まれると考えている。ただ、この面については“論争”とよべるような状況にはいまだ至っておらず、教師を乗り越える芽生えは見られるが、これからの継続課題だという意見が多かった。


 
私がHRや教科などで班をつくるときは、それだけ(班をつくっただけ)で満足してしまい、班を形成する意味を忘れがちになるが、松本実践の授業案の“後期”では究極的には
班は必要とされなくなり、学級と学習集団が統一され外に向かって学習活動の範囲を拡大させていく段階が示されている。そんな壮大な目標に向かって授業を進めたいものだと思った。たった1時間の授業報告であったが、その中身はとてつもなく大きな方向性を示している実践報告であった。


(西村康悦。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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