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2014年11月15日 (土)

【立ち読み】「早蕨」10月号③ 特集1 「文化祭」 「よっしゃ。めんどいことやろ!」(下)

(つづきです)
6.この取り組みを通して良かった点、悪かった点
良かった点:
①文化祭アンケートに全員が「クラスの取り組みが良かった」という項目にマルをしていた。
②最初は「終わったら、もう廃棄でええやん」と、普段、物に執着しない彼らが、完成したものを見て「やっぱり残したい!校長にお願いにいこうや!」と声を上げるぐらい愛着を持ってくれた。
③残念ながら当日二人欠席だったが、その子たちに「あんたらもがんばって作ったんやから、絶対実物見たほうがいいって!」と呼びかけるなど、クラスで作り上げた一体感を感じてくれた。等、自分達がやってきたことに自信を持ち、自尊感情が芽生えたのではないか。
・自分のノルマが終わったからといって、もうそこから何もしないのではなく、終わっていない子を手伝ったり、率先して二枚目、三枚目に取りかかるなど、皆で助け合って一つの作品を作り上げた。人付き合いの苦手なあの子たちの、集団意識の形成にも繋がったのではないか。
・文化祭の後に体育祭、修学旅行と行事が続いたが、その際に積極的に応援団や修学旅行実行委員といった、行事を作る側への立候補が増えた。


悪かった点:
・生徒達にやらせるのに、「これやらな帰られへんで~」とか、ある意味脅しつつやらせたのだが、もっと前向きな気持ちを伸ばして取り組ませてやれなかったか。
→部活でも罰で何かを強制させることが多いので、もっといい方法はないか
・結局、企画・立案から準備まで、ほぼ私一人で進める形になってしまった。もっとあの子たちを信じて、あの子たちの可能性を伸ばして取り組めたのではないか。随所にあったはずの機会に気づけなかった、あるいは気づいていてもそれを拾って伸ばすだけの余裕、力がまだまだ自分に足りないと思う。
→今年の準備に活かしたい
・完成した喜びと興奮で自分自身が舞い上がってしまい、色々なことを見落としていたのではないか。もっと拾ってフィードバックしてあげられたのではないかと反省。
→総括することが大事


 
7、終えてみて
やはり、文化祭等の学校行事は、教員にとっては授業中には見られない生徒の一面を垣間見ることのできる機会であり、生徒にとっては、人生のこの時期しか体験することのできない貴重な機会である。これからも一人でも多くの生徒に「ここに来てよかった!」「学校ってええなぁ!友達ってええなぁ!」と感じてもらうべく、日々積極的に、そして謙虚に(←これが特に大事)研鑽を積んでいきたい。
(おわり。イヌチル。「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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